オオカミくんはピアニストある時、演奏依頼の手紙が届く。 大きなピアノを引っ張って、 一度も会ったことのない相手のところに出掛けて行く。 どんなに遠くても。 演奏をして家に戻ると、また寂しくなる。 すると、また演奏依頼の手紙が届く..... 今日もまた、 ピアノを引っ張って演奏に出掛けていく オオカミくんの姿が目に浮かびます。 次はどんな出会いが待っているでしょうか。 今はひとりかもしれないけれど、 きっと誰かが必要としてくれている。 幻想的で、美しく繊細な絵。 耳をすませば聞こえてきそうなピアノの音色。 切ないけれど、心があたたかくなる、 勇気をもらえる絵本です。 著者:石田真理 発行所:新風舎 |