最新更新日:2024/05/13
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学びあい、つながりあい、一人ひとりの未来をひらく〜自立、協働、創造に向けた主体的な学びを支え、可能性を最大限に伸ばす〜

近藤教育委員の所感(2月12日)

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□はたちのつどいについて
1/11の二十歳の集いの緊急延期対応で本庁と委員会の皆様で4000人を超える参加者への個別連絡配達、Hp.Tw.Fb.防災行政無線・広報車・掲示板ポスターと出来る限りの全ての手法での迅速な周知対応、問合わせ対応も9:00-21:00と当日も間違って来場された方を想定しての会場待ちのスタッフ配備等、市民目線での対応に関わって頂いた関係各位には深く感謝申し上げます。

また、多くの地域の方々、関係事業者にも大変なご苦労もおかけしたと考えますが、人生一度の成人式を祝う前提の対応であった事にご理解を賜りご容赦頂ければ幸いです。
判断が遅い/或いは実施できたのでは、などのご指摘もあったと聞きますが、前日までの休業措置中の学校施設を式典会場とし使用する事、多くの陽性者が発生している現状を総合判断しての苦渋の判断であったと考えます。
延期の式典日も決定し、このコロナの影響が最小の状況で開催できることを願っております。

□ガバナンスについて
組織の強さ(指示系統の確立、情報伝達の速さ、行動規範の確立、組織の意思統一)は、非常時に確認できるとよく言われますが、今回の一件では教育委員会の組織力のポテンシャルを十分に確認できたとも感じております。

□教育委員との意見交換会について
1/20の意見交換会では多くの案件の説明を受けました。
学校施設における様々な学習環境の緻密な見直し、社会環境に即した委員会組織改革案、地域の皆様に十分なご理解を頂く必要のある学校園の統廃合、教育で非常に重要な授業の日数/授業時数、図書館の第4次グランドビジョン、読書活動推進に向けた学校司書の配置、子供達への3間の提供取組み促進の放課後キッズクラブ委託、臨時的給食提供体制の検証、枚方版ICT教育モデルに関する要綱冊子案 など多くの案件がありました。
其々の専門職の方々が様々な想定の下、創意工夫されお考え頂いている事にそれぞれの熱意を感じました。

□リモート授業について
さて此処で私が最近興味を持ち調べている 2つの話題をお伝えしたいと考えます。 
(1)弊社ではコロナ以降も見据えて、最近レッスンカリキュラムとしてのリモートレッスンについて社内で検討を進めており、具体的にはドイツ国立カールスルーエ音楽大学の教授のレッスンを日本で受講できるように企画推進しております。障壁は時差の8時間でリアルタイムのリモートレッスンは難しくデータのやり取りを検証している段階です。

それに伴い、皆様ご周知かと存じますがN校についても調査致しました。
角川ドワンゴ学校法人 N高(教員/塾講師経験の奥平博一校長)についてです。
これは一つの選択肢になりえる学校の在り方を提唱しておられます。
要約すると、すべての授業は基本オンライン授業で、「先進的な考え方と多様なカリキュラム」通信制ながら通学コースもある選択制で部活ではプログラミング/投資/e-sport部など 必須の教科以外、自分のしたい事に特化する校風で、学びたい事を学びたいだけ特化できる。完全なアダプティブ教育であります。
「総合力ではなく群を抜く才能能力を育てる。」との事です。
「スマホが手にある状態でそれで調べればわかる事の知識量を競うことは教育か?」
との疑問点からスタートしているようです。

例を言えば、プログラムに特化、ロボット制作、「自分が何をしたいかを探す」
強い自分の意志を持った学生には非常に良い環境とも感じました。
海外在住で日本の高校卒業資格が欲しいタレントや、生徒には紀平梨花(スケーター)もおり海外に活動拠点を置く者も日本の高校卒業資格がもらえるとの事です。
 
この様な先進事例は、様々な問題点も抱えているとは考えますが、一つの形態になりえるとも感じました。個人的所感では義務教育では馴染みにくいと感じますが、様々な理由で登校できない生徒には応用できる要素は数多いとも感じます。

□ET革命について
(2)旭化成名誉フェローのノーベル化学賞の吉野 彰氏の話で
ET革命(エネルギーEnvironment(環境)Technology技術)の波が来ているというお話です。IT革命と言われ1995年来 様々な生活環境機器やサービスも変化しており、SDGsでも示される環境とエネルギーの問題は喫緊の課題で「電気は使い勝手の良いエネルギーであるが貯める事ができない」とされており、この冬でも関西電力の供給量99%は話題となっておりました。

リチュームイオン電池の開発によりEV車も2010年に世界初で日産から「リーフ」という車種が発売され、米国ではテスラ社、また各国で技術革新に社運をかけて競っております。
再生エネルギーは自然の状況に大きく影響される課題点を2025年-2030年ころ目途で車載リチュームイオン電池に蓄電しその車の運転もAI(人工知能)の進化と共に自動運転化させ公共交通としてシェアー利用してもらう事で、「資源/環境/エネルギー」を移動手段の車に蓄電も担うことを想定する未来の話でありました。
2050年の「カーボンニュートラル」実質Co2ゼロは夢物語でもないと感心しておりました。

□最後に
脈絡もなく自分の興味のある2点のお話をさせて頂きましたが、共通するのは未来を予測しそれに向かって出来る方法を模索し続けておられる事であり、できない理由を探しておらず、研究開発の継続をしておられる事です。
前述の、様々な委員会での検討事案もこのような未来を生きる子供たちの対応力「生きる力」を身に着けてあげるにはどうすることがベターかの各部署に置かれての目線をもって更に輝く枚方の教育を都市魅力としてまいりましょう。
以上 所感といたします。






学校訪問チームからの所感

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□学校訪問チームの中野学校運営アドバイザーから
令和2年度は、コロナ禍という、かつて誰も経験したことがない想定さえしていなかった状態の中で、後2カ月で終わろうとしています。

児童・生徒、教職員の安全確保を図りつつ、児童・生徒に学習を保障するという大きな課題の中、校長先生として学校運営をされ、心労はいかばかりかと拝察します。

一方でその苦労が伝わり、児童・生徒、保護者、地域から信頼を得ているところかとも思います。
年度当初、「枚方市の教育委員会、学校は何をしているのだ」という声が処々に聞こえてきて逆風にさらされていました。

教育委員会も学校も児童・生徒の教育のために最善を尽くそうと努力しているのに、そのことが伝わらないことに訪問チームとしても歯がゆさを感じていました。
この流れが明らかに変わったと感じたのは、中3、小6にタブレットが配付された直後です。

みるみる活用が進み、教育委員会と各学校の児童生徒の教育への思いが見える化され、厳しい声が称賛の声に変わってきたように思います。

先週金曜日には蹉だ小学校の研究授業に参加させてもらいました。
1年生の国語で、途中でタブレットを活用していました。
講師の山下教授からはタブレットを活用の最適化を図るように助言いただきましたが、配付から実質14日の1年生が、「見て、自分たちはこれだけ使えるよ!」と姿で表していて、ほほえましく感じました。

また、一昨日は中宮中学校を訪問、5教科はほぼ全て、生徒か教員がタブレットを使っていました。
今朝訪問した樟葉西小学校でも低学年から高学年までツールとして活用されており、2年生がひらがなキーボードで詩を打っているのが印象的でした。
配付や活用上の課題がある中、この3日間の訪問だけでも、改めて各学校のエネルギーを感じています。

これからも、学校訪問や学校のブログを拝見しながら、学校の元気な姿が見られることを楽しみにしています。

さて、前置きが長くなりましたが、まだまだコロナ禍の渦中ではありますが、年度の総括を行う時期となってきました。
新たな課題が多々ある中、教育委員会よりお示しした観点により、この1年の取組を振り返り、来年度を展望して頂きますようお願い致します。

各校では
(1)年度の総括
(2)管理職が異動となったときの引継ぎ資料
としてご活用いただくとともに、
(3)教育委員会では、学校支援を行う際の参考資料
とさせていただきます。

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枚方市教育委員会
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