つつじ山公園の植樹

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6/16の話になりますが,1年生は「つつじ山公園」の山つつじの苗の植樹に行ってきました。
昨年度の1年生に引き続き,2年目になります。

つつじ山公園は,つつじの名所として村民に愛されてきた場所であると同時に,「百番観音」といわれる百体の仏像が祀られている場所でもあり,江戸時代から野沢温泉村の人々の心のよりどころでもあった場所です。

昭和50年代ごろの写真を見ると,山全体に温かな色のつつじが咲き誇り,とても美しい公園でした。

ところが近年,つつじが枯れたり開花しなかったり,また,他の種の混入が顕著になるなどの影響により,かつての景観は見られなくなりました。
そこで野沢温泉村と野沢温泉村観光協会が主体となり,もう一度かつてのつつじ山の美しさを取り戻そうと「つつじの植樹事業」を始められたのだそうです。

すると,この趣旨に賛同いただいた「公益財団法人HIOKI奨学・緑化基金(日置電機(株)内)」様より,「山ツツジの苗300本」を寄贈いただけることになったのだそうです。
そこで,中学生もお手伝いできないかということで昨年度より,1年生が山つつじの植樹に参加させていただいているのです。

前日からの雨が心配でしたが,子どもたちが山に着くころには日差しも見られる好天に変わりました。
この日は,中学生の他に,役場の方,観光協会の方,NPO法人おせっ会の方,各関係団体の方,総勢60名ほどおいででした。
商工産業課の方にこれまでの経緯と植樹の仕方についてお話を聞き,いよいよつつじ山公園へ。

つつじの株は,ある程度根が張り大きく育っていました。株を持つ手が震えるほどの重さでした。
斜面は写真で見るのとは違い,かなりの斜度があり,気を緩めると転がり落ちそうな山肌でした。
スコップで穴を掘って,一株一株,慎重に植えていきます。

子どもたちは,全盛期のつつじ山公園の写真を初めて見た時に,
「わー! きれい!」
という歓声を上げました。

「自分たちもきれいなつつじ山公園をみたい!」
そんな気持ちが,一生懸命な姿にあらわれていました。

観光産業課の方も驚くくらい,植樹は早く終わりました。

最後はみなさんで記念写真を採りました。
子どもたちの表情に,自分のためだけではなく,村のために頑張ったことへの「自負」のようなものが感じられました。
貴重な機会をいただいた村の方々と日置電機の皆様に,この場をお借りし,御礼申し上げます。
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