いちごばたけのちいさなおばあさん『いちごばたけのちいさなおばあさん』(福音館書店) おばあさんとどうぶつたちの出てくる、かわいいおはなしです。 「おばあさんのお仕事は、いちごを真っ赤に塗って、甘くすること」 おばあさんはとっても小さくて、いちご畑の下の土の中のお家に住んでいました。 このお家がとても居心地良さそうで、まるで、秘密基地のような。想像が膨らんでワクワク。 美味しいいちごを赤く色づけるために、小さなおばあさんが一人でせっせと働いているなんて、想像すると楽し くて、身近な自然の不思議を感じさせるファンタジーです。 こんなおばあさんを混乱させるような異常気象。 いつもならば休んでいる季節に、仕事を急がせたりして、おばあさんが、かわいそうでした。 そうして実ったいちごの上に、今度は雪が降ってくるなんて…。 ちょっとハラハラ・・・ 最後にできたいちごを大切そうに抱くおばあさんがまた素敵です。 いちごができると毎年必ず思い出してしまう絵本です。 |