最新更新日:2024/05/13
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学びあい、つながりあい、一人ひとりの未来をひらく〜自立、協働、創造に向けた主体的な学びを支え、可能性を最大限に伸ばす〜

神田教育委員の所感(4)〜招提小学校の研究発表会について〜

4.招提小学校の研究発表会について
 11月16日は、カリキュラム・マネジメント調査研究事業の研究指定校の招提小学校の研究発表会に出席しました。
コロナウイルス対策を行っての小学校各校1名の参加で、体育館で行われました。
 4年1組の山中先生による「読んで考えたことを伝え合おう」の公開授業がありました。
新見南吉作品の「ごんぎつね」を学習後、並行読書教材としての同じ作者の4作品から自分の選んだ本を読み、グループごとに読書会を通して意見交換をします。そして、文章を読んでの一人一人の感じ方に違いがあることに気付くという、授業展開で、今までの指導とは違う指導法でした。
 研究報告では、研究主任の西村先生から「招提小学校の取組について」の報告がありました。
カリキュラム・マネジメントの言葉も知らない教員の多い中で
その意味を学習指導要領から理解し、国語科を軸に1年から6年の系統的な指導について、カリキュラム・マネジメントを行い、この2年間、研究・実践を全教職員が同じ方法を向いて取り組んできた、ということです。学校が組織的に取り組んできた成果は大きいです。課題として、行事や総合的な学習の時間の見直しなどが挙げられていました。

 講演は、招提小学校の指導に2年間指導して頂いている京都女子大学の水戸部修二教授から「学習指導要領の趣旨を踏まえた国語科の授業づくり〜対話を通した学びの構築を中心に〜」というテーマで、山中先生の授業も講評しながら、今求められている国語科の授業について具体的に話をされました。
 参加者から5名から質問があり、その質問も的確で、招提小学校の取り組みについての関心の高さが伺えました。
 
 招提小学校のカリキュラム・マネジメントの取組が各学校に活かされることを期待しています。

 新学習指導要領の小・中・高等学校共通のポイントは、学習の基盤となる資質・能力の「言語能力」と「情報活用能力」、「問題発見・解決能力」の育成です。
本市の重点的な取組である「確かな学力」「ICT教育」「英語教育」は、そのための重点施策で、3本の矢であると言えます。
10月から11月にかけて、コロナウイルス対策を行いながらの研修会や公開授業ですが、実り多い取組でした。
 
 学校現場と教育委員会が連携を密に図り、子どもたちの学びの充実に向けて研究・実践を深めるとともに、情報発信をお願いしまして、所感とします。

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