最新更新日:2024/05/01
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「笑顔いっぱい 一人ひとりが かがやく学校」

一斉読書

10月17日に校内で一斉読書の時間がありました。各学年で課題の本を読み,その感想を書きました。読書に触れる良い機会になりました。

G1 『いのちをいただく』内田美智子
この本を読んで,うしのみいちゃんがお肉になる時がとても悲しかったです。
かわいがっていたうしが,殺されてしまうからです。
ぼくは,動物の命をいただいていることがわかりました。だから,きちんと「いただきます」とお礼を言ってから食べたいと思います。

G2 『おこる』中川ひろたか・作  長谷川義史・絵
わたしは,「おこる」というお話を読んで,ふしぎだなと思いました。なぜなら,いろいろな時におこられたり,おこったりするからです。わたしもいろいろな時におこられて,ほかのひとにおこって,やっぱりおこられてもおこっても,あとは気もちがモヤモヤするので,この本を書いた人の気もちがよくわかりました。

G3 『おしいれのぼうけん』 古田 足日
お話の中に出てきたネズミばあさんがとてもこわいので,わたしも主人公の2人と一緒に戦っているような気持ちになりました。途中でケンカしていた2人の男の子たちが,仲直りして協力しているところがいいなと思いました。友達がそばにいてなかよくすることが大切だと思いました。

G4 『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』ナンシー・チャーニン
 心に残ったのは,ウィリアムにわからないように,手で口をおおってウィリアムの悪口をいう選手がいたところです。なぜなら,耳が聞こえないからといって悪口を言うなんてひどいことだと思ったからです。わたしだったら,一生けんめいジェスチャーをやったり,紙に書いて応援したりしたいです。
 ウィリアムさんのいいところは,なにがあっても一生けんめい野球の練習をしている事と,自分からこうしたら伝わるんじゃないかな?と考えていたところです。わたしもこれから,人にたよらないで一回自分で考えていきたいです。

G5 『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
 僕は,芥川龍之介の本が好きです。以前にも,この本を読んだことがありますが,まだ小さかったことと難しい漢字がほとんどで読めなかったので,ストーリーが全くわかりませんでした。今は,ある程度読めるので,話がよくわかります。
 カンダタが叫んだとき,なぜ蜘蛛の糸が切れたかというと,極楽の蜘蛛の糸は,何千人もの人間の力には耐えられますが,カンダタの欲望には,耐えられなかったからだと思いました。
 もしも自分がカンダタなら,だまって上まで登ります。


G6 『注文の多い料理店』 宮沢賢治
 私は,宮沢賢治はこの作品を通して.動物の命を大切にすることの重要性を伝えたかったのだと思いました。なぜなら,この作品に出てくる二人の紳士は全く動物の命を大切にしていないからです。例えば,犬が死んでも損害だったとしか考えていないところや,動物を殺すことを「痛快」などと言っています。命を大切にしなかった二人は,その後猫たちにおそわれかけてしまいます。これらから,動物の命を大切にしなければ,自分たちの命も危ない目にあってしまうということを伝えたかったのだと思いました。
 最後にこの物語は,人間も動物も互いに心が通い合って,動物の痛みを人間が自分のことのように思える世界をつくりたい,という賢治の理想にすごく似ていると思いました。

G7 「5分後の隣のシリーズ 『ショートフィルムズ』」 ブックショート
 『ショートフィルムズ』は,短いお話がつまった短編集で,どの話も日常のどこかにいつも隠れているような不思議な感覚と,読み終わった時に心に残る温かさがあり,読みやすく,とても楽しいです。
 私が一番気に入っているのが,「バッタが逃げた」です。3人家族のお父さん目線で描かれていて,父と息子の独特な会話や行動が,コミカルに表現されています。読んでいて目に情景が浮かんでくるような気がしてとても共感できます。温かいほっこりしたものを感じる中に,クスッとするような描写もあってオチがしっかりついていて読み終えるとスッキリします。自分で買って,定期的に読み直したくなるようなお話です。

G8 「鏡」(短編集:カンガルー日和より) 村上 春樹
 僕は村上春樹の「鏡」を読んでとてもおもしろいとおもいました。僕は村上春樹という人の本を読むのは二回目ですが,今回の話は前に読んだ話と比べてわかりやすかった気がします。僕は「僕」以外の僕とは出会いたくないので,学校の夜警はやりたくないと思いました。僕は本を読んで難しいことを考えるのは嫌いですが,この本は考察のしがいがあって読んでいてとても楽しかったです。最後の主人公の家に鏡がないというところに作者の徹底ぶりを感じて,そんな文章を考えられる村上春樹はすごいなと感じました。面白かったので他の村上春樹の作品も読んでみて考察をしてみたいと思いました。今年は,あまり本を読んでいないので,村上春樹の本を中心にたくさんの本を読んでいきたいです。

G9 『沈黙』 村上春樹
 今回「沈黙」を読んでみて一番重要だと思ったことが「本物の良い友達を作ること」だった。私は今,日本とは違う国に住み,多くの国籍,異なる生活習慣など多様な価値観に触れながら生活している。その中で,価値観の違いを理解し,自分に合った本当の友達を作ることが大切だと気付かされた。中学校卒業後には,寮生活をするかもしれない。寮で毎日会う人と一緒に過ごす事で,もちろん良いことは多いが,何かあった時の逃げ場がない。その生活の中では,この本で気付かされたように人との価値観を理解し,協力し合いながら,良い友達関係を築いていくことを大事にしていきたいと思う。

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学校行事
11/9 全校5時間授業 14:15下校
11/11 体力テスト
11/14 中学部第3回定期考査
ドバイ日本人学校
TEL:+971-4-3449119