桃太郎の鬼退治主題名は「様々な考え方や立場の人を理解し,意見を大切にしよう」です。 教材として「桃太郎の鬼退治」を使用していました。 桃太郎が鬼を退治した物語について「気になるところは?」という先生の問いに,すぐに向き合って話し合いを始めました(写真中央)。 「鬼の家族はどうなったの?」という疑問をきっかけに提示された2014年に話題を呼んだ,新聞広告クリエーティブコンテストの受賞作品,「ボクのおとうさんは桃太郎というやつに殺されました」。 「あっ」という声を出す生徒も。 「一方的な虐殺でいいのか?」 「桃太郎はめでたしめでたしだが,鬼の生活は?」 「悲しんでいる人がいれば,めでたしめでたしではない。」 「悪いことをしているのだから仕方がない。悪いことをしていると教えないといけない。」 「悪いことをしているのは鬼の親。子どもに罪はないじゃん。」 話し合いは進んでいき,本当のめでたしめでたしになるような物語を考えることに(写真右)。 最後に「悪いことをしているのだから仕方がない。悪いことをしていると教えないといけない。」と考えた生徒は, 「勢いに身を任せない。何事にもよく考えを聞き,話し合うことが大切だ。」 と学習カードに綴っていました。 |
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