学校長挨拶
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群馬大学共同教育学部附属小学校は,1949年に群馬大学群馬師範学校附属小学校として発足し,その後1951年に群馬大学学芸学部附属小学校,1966年に群馬大学教育学部附属小学校,さらに2020年4月1日に宇都宮大学と共同教育学部になったことで群馬大学共同教育学部附属小学校に改称され,現在に至ります。
現在の附属小学校の教育の特色についてご紹介します。
1.学校教育目標:つよく ただしく かしこい子ども像を目指した教育実践
学校教育目標に向かい,日々「分かる できる 楽しい 笑顔」で教育活動を実践しております。昨年度より「社会に変革を起こす子どもの育成」を研究テーマとし,中教審が掲げる「令和の日本型学校教育」の姿にある「個別最適な学び」や「協働的な学び」の視点を考慮し,授業に様々な工夫を取り入れています。さらに,あらゆる教科において群馬大学共同教育学部の教員と連携し,学習理論に基づく教育実証的研究を行い,研究成果を授業に還元しています。
2.教育効果を高めるICT機器の積極的な活用
昨年度より「一人一台タブレット」が導入され,あらゆる授業において子どもたちがタブレット端末を活用しながら,学んでいます。ロイロノート,Google Forms,Jamboard 等の活用により,自分と他者の考えを共有・比較し,互いに影響し合いながら,学びを深めています。
3.グローカル・グルーバル人材育成の素地となる教育
小学校英語科が必修となる以前より,英語母語話者教員が常駐し,英語の授業だけではなく様々な教育活動に関わり,日常的に英語でコミュニケーションが行える環境にあります。さらに,大学と連携し,毎年国内外の留学生との英語によるコミュニケーション活動を行っております。
「つよく ただしく かしこく」,ICT機器を効果的に活用した学び,そして英語コミュニケーション能力が高められる教育環境は,正に今,国が必要とするグローカル・グローバル人材育成につながる教育を提供していると言えます。
これからも,保護者の皆様,地域の皆様のご協力・ご理解をいただきながら,群馬大学共同教育学部附属小学校のよき伝統を守り,附属3校園及び共同教育学部と連携・協力し,小学校教育の実証的研究に努めるとともに,教育実習を通して優れた教員養成に努めてまいります。そして新しい時代のニーズに合った教育,子どもたち一人一人の学びに寄り添う教育を目指して,努力していく所存です。